糖尿病における薬物療法の位置づけ

糖尿病の治療における薬物療法は、食事療法と運動療法を続けても目標の血糖コントロールを達成できない場合に、追加するという位置づけになります。糖尿病治療の基本は食事療法と運動療法です。薬物療法を行う場合も、食事療法と運動療法をきちんと行わなければなりません。
糖尿病のお薬は、飲み薬(インスリン分泌促進薬・糖吸収排泄調節薬・インスリン抵抗性改善薬・DPP-4 阻害薬)と注射薬(インスリン・GLP-1誘導体)があります。その中でも多くの種類があり、それぞれのお薬の効き方は様々です。患者さんの糖尿病のタイプ、血糖値の状態や生活習慣などによって、お薬を選択します。
今後、糖尿病で使われるお薬のポイントについて、12回に分けてお伝えしていきます。

2015年12月2日配信